製造ラインに関する作業で思いのほか時間がかかってしまうのが、位置決めです。多くの製造ラインで抱えている主な課題や自動化するメリット、自動化の事例などを紹介します。
製造ラインにおける位置決めには、さまざまな課題があります。
例えば、正しく治具の位置決めができなければ、その後の作業に問題が発生してしまうのは避けられません。製品の品質が落ちたり、不良品となってしまったりすることもあるでしょう。
基本的に手作業で位置決めをする場合はインジケータの数値を見ながら調整していくことになりますが、これは極端に難しい作業ではありません。
しかし、実際には数値を目視する作業で見間違いや見落としが発生してしまうことがあり、トラブルが発生しやすいのも課題です。
場合によってはベテランの作業員が感覚で位置決めをしていることもあります。ですが、こういった場合は特に感覚ミスによるエラーが発生しやすいほか、他の作業員が担当できないなどの問題につながるのも課題です。
手作業で行う以上、どれだけ注意していてもヒューマンエラーのリスクをゼロにはできません。ですが、自動化することにより、うっかりしてしまうインジケータ数値の見間違いや見落としなどがなくなります。
ヒューマンエラーが多くて困っている製造の現場でも自動化するメリットは大きいといえるでしょう。
ベテラン作業員が感覚で位置決めをしている場合、その人が休んだときに他の人が対応できなくなります。
自動化することにより、位置決めに関する経験や知識が乏しい人でもベテラン作業員が感覚で行っているのと同様の対応ができるようになるのもメリットです。
位置決めの担当者が突然辞めることになった場合でも慌てずに済みます。
これまで手作業で行っていた位置決めの作業を機械で自動化することにより、素早く、正確な位置決めが可能になります。
企業によっては生産ラインの停止時間が長いことに悩んでいるケースもあるでしょう。停止時間が長くなってしまう理由の一つが位置決めに時間がかかってしまうためです。
自動化することにより素早く正確な作業ができるようになるので、生産ラインの停止時間を短くすることもできます。
ネジの呼び径10%を超える位置ずれが発生してしまった場合、締付ミスが起こりやすくなります。ですが、現代の製品は複雑化していることもあり正確に位置決めをするのが難しいケースも少なくありません。
こちらの事例では、ロボットビジョンシステムを導入することにより、ずれに対して位置補正を加え、ネジ締め時の位置ずれを防止しています。
参照元:FAロボット.com公式HP(https://www.keyence.co.jp/ss/products/vision/fa-robot/rv-example/assembly.jsp)
高精度スキャンにより、トートボックス内の一番上部分にあるシートメタルパーツとその位置を特定できるシステムの事例です。正確な位置決めデータが提供され、確実な作業につながります。
参照元:マシンビジョン大全公式HP(https://mavic.ne.jp/3dvision-ichigime/)
位置決めを自動化することにより、作業効率の改善や、生産性の向上などを期待できます。現状、手作業で位置決めをしており、時間がかかることやヒューマンエラーなどに悩んでいる方は、自動化を検討してみてはいかがでしょうか。
以下ではおすすめの物流向け3Dロボットビジョンシステムメーカーを紹介しています。各社の技術なども比較しているので、ぜひご覧ください。
ここでは、負荷の高い作業からの自動化、倉庫全体の自動化、2つの自動化ニーズに分け 本サイトで紹介している物流向け3Dロボットビジョンシステムを提供する20社(※)から、物流倉庫の自動化に重要な箱・袋物の「デパレタイズ」「パレタイズ」に対応し、かつ需要の多い「混載」にも対応できる3Dロボットビジョンシステムによるソリューションを提供するメーカーを紹介します。
※本サイトでは、2023年2月20日時点でGoogleにて「3Dロボットビジョン 物流」で検索した際、上位100位までに公式サイトが表示され、実際に物流向けのシステムへの対応記載がある20社を紹介しており、その中から上記条件で選出しています。
※20社中、上記条件に当てはまるのは、「マイクロ・テクニカ」「Kyoto Robotics」「Mujin」の3社ですが、ピースピッキングにも対応しているなど、より幅広く対応できる「マイクロ・テクニカ」「Mujin」の2社を選出しています。
引用元:マイクロ・テクニカ公式サイト(https://www.microtechnica.jp/)
引用元:Mujin公式サイト(https://www.mujin.co.jp/)