ここでは、コンピュータビジョンの概要と、3Dロボットビジョンとの違いについて解説します。
コンピュータビジョンは、カメラなどで得た画像や映像を解析し、情報を抽出・活用する技術です。たとえば、画像から物体を認識したり、動きを追跡したりする処理が挙げられます。人間の視覚のように、物体を認識・識別する仕組みともいえます。
コンピュータビジョンは、さまざまな場面で活用されています。その一例が、物流倉庫で活用されているマシンビジョンです。マシンビジョンは、コンピュータビジョンが解析した画像データ、映像データを活用して機器を制御する技術といえるでしょう。たとえば、物流倉庫で荷物の量に応じてベルトコンベアの速度を調整するなどが考えられます。
3Dロボットビジョンは、3Dビジョンを搭載したロボットアームによる認識・制御技術です。アームの先端に取り付けた3Dビジョンから視覚情報を取得して、周囲の環境を認識し動作する技術といえるでしょう。マシンビジョンの対象をロボットに置き換えたものと考えることもできます。大きな特徴が、3Dビジョンの搭載です。物体の形状、大きさ、位置を三次元で捉えられるため、プログラムでの指定が難しい、ランダムに配置されたワークの処理にも対応できます。
コンピュータビジョンの活用は1960年代から始まりました。当初は、人工衛星画像の解析、CT画像の解析などに用いられました。1980年代に入ると、パターンの認識や物体の認識へと応用が進みます。さらに時代が進み1990年代に入ると、マシンビジョン、ロボットビジョンへの応用が始まりました。現在では、両技術とも作業の効率化に欠かせない技術になっています。
また、3Dビジョンの普及により、応用の範囲がさらに広がりつつあります。従来型のマシンビジョン、ロボットビジョンでは難しかった作業にも対応できるためです。曲面が多いものや、複雑な形状のもの、バラ積みされたものなども正確に認識し、適切に処理できます。3Dビジョンの登場により、自動化技術が新たな局面に突入したといえるでしょう。
カメラで得た画像データ、映像データを解析して活用する技術をコンピュータビジョンといいます。コンピュータビジョンは、画像データなどをもとに機器やロボットを制御するマシンビジョン、ロボットビジョンに活用されています。3Dロボットビジョンの特徴は、周囲の環境を三次元で捉えられる点です。したがって、バラ積みピッキングなどにも対応できます。物流の自動化に役立つ技術といえるでしょう。
以下の記事では、物流向け3Dロボットビジョンメーカーを紹介しています。製品選択の参考にしてください。
ここでは、負荷の高い作業からの自動化、倉庫全体の自動化、2つの自動化ニーズに分け 本サイトで紹介している物流向け3Dロボットビジョンシステムを提供する20社(※)から、物流倉庫の自動化に重要な箱・袋物の「デパレタイズ」「パレタイズ」に対応し、かつ需要の多い「混載」にも対応できる3Dロボットビジョンシステムによるソリューションを提供するメーカーを紹介します。
※本サイトでは、2023年2月20日時点でGoogleにて「3Dロボットビジョン 物流」で検索した際、上位100位までに公式サイトが表示され、実際に物流向けのシステムへの対応記載がある20社を紹介しており、その中から上記条件で選出しています。
※20社中、上記条件に当てはまるのは、「マイクロ・テクニカ」「Kyoto Robotics」「Mujin」の3社ですが、ピースピッキングにも対応しているなど、より幅広く対応できる「マイクロ・テクニカ」「Mujin」の2社を選出しています。
引用元:マイクロ・テクニカ公式サイト(https://www.microtechnica.jp/)
引用元:Mujin公式サイト(https://www.mujin.co.jp/)