ロボットビジョンでは、人間が目で見るように「カメラ(センサ)」が状況を捉えて撮像し、「画像処理システム」でカメラから得た情報を処理し、「ロボット」に対象の位置や掴む位置など伝えタスクを実行させます。
ロボットビジョンには2次元の縦x横情報を取得する「2Dビジョン」と3次元の縦x横x奥行情報を取得する「3Dビジョン」があります。2Dビジョンは平面的ワーク(物品)の形状確認やピッキング、外観検査はできますが、バラ積みされたワークの中から対象ワークをピックアップするピンピッキングはできませんでした。
しかし3Dビジョンによって人間が作業するような精度でバラ積みされたワークの中からのピッキングもできるようになりました。
カメラは光情報を受け取る人間の目の役割をします。
画像処理システムはワークの大きさや形などを記憶する、モデルと照合して対象ワークを認識するなど、人間の脳の役割をします。画像処理システムで処理された情報はロボットに伝えられピッキングなどのタスクが実行されます。
ロボットに2Dビジョンを搭載することで平面的ワークの柔軟なピッキングや検査が可能になり、ティーチングやプログラミングの手間を省くことができるので工数を削減することがきます。
3次元の画像情報が得られるので、バラ積みしたワークの中からワークの向きや位置にかかわらず安定したピッキングや高精度の画像処理が可能となります。
3Dロボットビジョンでバラ積みしたワークの中からのピッキングを行い、2Dロボットビジョンで品種判別、掴みずれの補正、プレースの位置ずれ補正などを行うことができます。2Dビジョンと3Dビジョンを組み合わせることで、精度の高い作業だけでなく、異なる作業を同時に行うことができるので作業効率もアップします。
3Dロボットビジョンには3Dカメラと画像認識が必要となりますが、AI(ディープラーニング)による画像認識によって、不規則な位置のワークや複雑な形のワークも高精度で推定できるようになります。
複雑な形状のワークがバラバラに積まれている場合、周りのワークに影響を与えないようにピッキングしなければならずピッキングの自動化トレーニングに多くの時間がかかっていました。AI(ディープラーニング)搭載3Dロボットビジョンなら AIによる画像認識によって、不規則な位置のワークや複雑な形のワークも高精度で推定できるようになり、トレーニング時間の短縮や効率的なピンピッキングが可能となります。
異なる種類の箱が混載されている場合のデパレタイズ(パレットに積み上げられた荷物をおろす作業)では正確に箱の種類、向き、位置を把握しなくてはなりません。奥行き情報が把握できる3Dロボットビジョンなら箱の大きさ、位置を推定してピッキングできるので正確でスピーディなデパレタイズ作業が実現できます。
3Dロボットビジョンシステムによる物流現場の自動化・課題解決には
自社に合ったソリューションを提供してくれるメーカーを選ぶことが大切です。
物流倉庫の自動化に重要な、箱・袋物の「デパレタイズ」「パレタイズ」「ピースピッキング」 に対応し
かつ、需要の多い「混載」にも対応できるメーカーを紹介しています。
2Dロボットビジョンと3Dロボットビジョンのしくみの違い、可能なタスクの違いなどについて解説しました。
産業用ロボットは視覚機能がなくても作業ができますが、ロボットビジョン(視覚機能)を持つ産業用ロボットを導入することで、より複雑で人間に近い作業が可能となり、さらなる省人化、生産性アップにつながります。
ここでは、負荷の高い作業からの自動化、倉庫全体の自動化、2つの自動化ニーズに分け 本サイトで紹介している物流向け3Dロボットビジョンシステムを提供する20社(※)から、物流倉庫の自動化に重要な箱・袋物の「デパレタイズ」「パレタイズ」に対応し、かつ需要の多い「混載」にも対応できる3Dロボットビジョンシステムによるソリューションを提供するメーカーを紹介します。
※本サイトでは、2023年2月20日時点でGoogleにて「3Dロボットビジョン 物流」で検索した際、上位100位までに公式サイトが表示され、実際に物流向けのシステムへの対応記載がある20社を紹介しており、その中から上記条件で選出しています。
※20社中、上記条件に当てはまるのは、「マイクロ・テクニカ」「Kyoto Robotics」「Mujin」の3社ですが、ピースピッキングにも対応しているなど、より幅広く対応できる「マイクロ・テクニカ」「Mujin」の2社を選出しています。
引用元:マイクロ・テクニカ公式サイト(https://www.microtechnica.jp/)
引用元:Mujin公式サイト(https://www.mujin.co.jp/)